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My Belief

by

Shopkeeper

-   お店について  -

-   米屋について  -

日本人特有の文化、民族性のことを俗に「ムラ社会文化」と呼びます。
なれ合い、もたれ合いの社会。
年功序列という制度はこの文化の中で生まれ、「長い物には巻かれろ」「泣く子と地頭には勝てない」といった言葉はまさに「ムラ社会文化」を端的に示すものです。
そして、そういった掟に背けば村八分が待っています。
良し悪しは別にして、日本社会を形作ってきたシステムです。
戦後の高度成長は、この文化を根底にしなければ成し得なかったと言われています。
では、この「ムラ社会文化」はいつ成立したのかというと、学者の間では「低地定住型農耕が日本に根付いたとき」、つまり稲作が日本ではじまったことでこの社会文化は誕生したと言うのです。
従って、「ムラ社会文化」とは2000有余年の歳月をかけて連綿と築き上げられてきたということになります。
と同時に、日本社会において稲作がどれだけ大切な位置にあるかということもおわかりいただけると思います。
稲作文化は現在の日本に残された、数少ないアイデンティティーなのです。
この稲作文化を守っていくためには、もちろんイコールの関係にある米食文化を守っていかねばなりません。
しかし、戦後や近代は遠い昔、ポストモダンなどと呼ばれた時代も過ぎ去りました。
時代の変化はそのまま日本人の食卓にも変化をもたらしました。
それも、劇的なスピードで。
かつては一日三食ご飯を食べていたのが、戦後のアメリカナイズの波がパン食を進歩的でカッコいいものとしました。
ここ数年は、再び米食への回帰が言われています。
しかし、流れる水が同じに戻らないのと同様、食卓も昔に戻るわけではありません。
米食を中心とした新しい時代にステップアップしたと考えるべきでしょう。
伝統文化を守るためには「旧態依然」ではいけません。
伝統文化たる米食を守っていくためには、この激しい時代の流れに則した格好に変容させていかねばなりません。
そして、その音頭をとるべきは我々米屋なのです。
やや時代に乗り損ねてしまった感のある業界を建て直し、時代に追いつき、追い越し、かつてのように日本の食卓をリードする役割を担えるのは米屋であるべきなのです。
どこまで行っても、日本人が日本人である以上、お米は主食なのですから。

-   五ツ星お米マイスターについて  -

五ツ星お米マイスターについて
時代とともに劇的な速度で変化を遂げる日本の食卓。
そのスピードに、お米自体がついていけていないのが現状です。
米業界そのものもそうですが、お米を買う消費者の方々の大多数も古い感覚を捨て切れずにいます。
この現状を打破すべく作られたのがお米マイスターだ…と私は思っています。
生産者から中間業者、小売店、消費者の全てに有益な状況を作るため、部門によらず発想し、提言し、実行する。
それがお米マイスターに求められているものだと思います。
お米が日本人の主食と呼ばれ、お米が日本人のカタチを作ってきたとするならば、米屋は日本の食卓のリーダーたるべきです。
食卓のリーダーであるなら、お米に関わるニーズは「応える」のではなく「作る」のでなければなりません。
そしてお米のニーズを作るなどということは、時代を追い越し、引っ張るようでなければできません。
とくに五ツ星お米マイスターは実技試験として、ブレンド技術や精米技術、炊飯指導をクリアしております。
お米というものは、それぞれお米毎の特徴に合わせた保存や精米をしなければ本来の品質を出すことができません。
せっかく生産者が心血を注いで作ったお米も、保存が悪く、精米も適当にやったのでは台なしです。
現状では、米屋が精米したのではないお米の方が世に多く出回っており、消費者の方もそれで当たり前になっています。
技術試験を通り抜けた五ツ星お米マイスターは、そういった状況を改善することも重要な役割なのです。
前記したように時代遅れとなった米業界を、時代に追いつき、追い越せるようにするために、お米マイスターとして精進いたします。
お米マイスターは、米屋のことだけ、ましてや自分のことだけを考えてはいないはずですし、そうあってはならない存在なのです。
お米にかつての輝きを取り戻すために、お米マイスターは頑張ります。

-   ブレンド米について  -

お米をブレンドするというと、値段に合わせて内容をごまかすための悪ととられることが多いようです。
しかし、お米とお米を合わせることで単品では出せない力を引き出してあげることができるのです。
お米にはそれぞれ適性や相性があります。
それを見極めてブレンドしてあげることで、より良いお米を作ることができるのです。
お米は1+1が必ずしも2になるとは限りません。
3にも4にもすることもできれば、逆にマイナスになってしまうこともあります。
高価なお米同士を合わせてもまずくなってしまうこともありますし、安いお米同士を合わせることで高級米に勝るとも劣らないお米を生み出すこともできます。
また、用途に合わせたお米の品質を出したり、あるいはお客様一人一人のお好みに合わせたお米を作ることも、ブレンド米ならば可能なのです。
そしてこれができるのは、我々米屋だけです。
「○○産△△△△」の単品だけを売るのであれば、学者先生かお役人に任せておけばいいのです。
しかし、このブレンド技術なくしては用途に合わせたお米を作る、お客様一人一人のお好みに合わせたお米を作る、1年間変わらない品質を保ち続ける、更にはより安くてより良いお米を提供するということができなくなります。
とくに五ツ星お米マイスターは、ブレンド技術を認められて資格をとっています。
米屋の技術の粋は、ブレンドにこそ現れるのです。

-   無洗米について  -

無洗米というと「手抜き」という言葉が必ずといっていいほど付いて回ります。
確かにお米を研ぐという作業をしないでいいのだから手間の軽減にはなります。
しかし、それは今のライフスタイルならば当然のことです。
たとえ専業主婦だって、昔みたいに家事だけこなしていればいいという時代ではないのですから。
更には、無洗米が持っている意義は手間を省くというだけではありません。
お米の表面に付着しているヌカを取り除くことで、ヌカの酸化による品質劣化を防ぐことができます。
また、ヌカ層と白米の間にある層をゴシゴシ研いで水で洗い流さないので、そのお米本来のお味を残すことができます。
更には、水質汚染の元凶と言われる生活排水を浄化することができ、また、節水にも役立ちます。
程度にもよりますが、当店の30円/1kgであれば水道代で十分に相殺できます。
無洗米にして悪くなることは、実は何一つないのです。

-   商品ラインアップについて  -

商品ラインアップについて
「米屋は最古のセレクトショップ」というのが私の持論です。
従って、セレクトショップなのだからきちっとセレクトしなければならないのです。
テレビCMや広告で知名度を上げたお米、風評で有名になったお米、逆にその風評で売れなくなったお米等々、巷で話題になるお米もたくさんあります。
しかし、そのお米が当店に置くだけの価値ある物なのか、そして置く意味があるのかは私が判断します。
何でも話題になっているかと言ってお店にずらずらと並べていたのでは、芸が能がありません。
そして置くか置かないかの基準となるのは、もちろん品質や値段もありますが、それと同時に生産者の熱意の度合というのも大きなファクターを占めています。
今は知名度も低く、話題を呼ぶような物ではなくても、熱意を持った生産者の手によるものならばいずれ大きく花開くものです。
私も熱意のある生産者のお米を探し、選んで並べますので、お客様方もその熱意を意気に感じてください。

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